japan-architects.com

11 10月, 2013

橋本夕紀夫「空気の茶室」展

北青山のオリエ アート・ギャラリーにて開催中の橋本夕紀夫 (Hashimoto Yukio Design Studio Inc.) 「空気の茶室」展に行ってきました。

 本展は、日本の伝統文化のさらなる可能性を探る”伝統という未来展"である。橋本さんプロデュースで期間を2回にわけ、Part1(10/4〜16)が橋本夕紀夫さん、Part2(10/21〜29)が左官職人の久住有生さんとし、デザイナーと職人、それぞれの視点で伝統と未来が表現される。


 橋本さんが店舗のデザインとして取り入れた素材が並ぶ。七宝柄格子、天然木拭き漆、庵治石などなど。

 それぞれの素材には模型や写真が添えられわかりやすく展示されている。七宝柄格子の間仕切りを使った '八芳園 槐樹'。

 庵治石を使ったテーブルの脚や壁 'AJITO'

 西陣織を天井に使った '絹麿 × JOTARO SAITO' 

 その模型。

 中央の台に並ぶ 'MOONBIRD' (YAMAGIWA)、'YO no BI' ブランドの照明、コーヒーカップ、鉄瓶。

 ギャラリーの奥へ進むと本展のメイン作品...

 '空気の茶室'

 日本の美意識の一つ "風情" をテーマにした空間表現。 "空" が感じられるように、どこまでも曖昧で存在感があるような、ないような、おぼろげな空間を目指した。エンターテイメントの観点から"わび・さび"をやっていったらどうなるかという試み。


橋本夕紀夫さん。「日本の伝統は押し入れに入れておくのではなく、もっと様々な可能性があり、視点を変えると非常に楽しくてエンターテイメント性を持っています。そこで考えていたことを集約してお見せする機会を頂きました。私個人だけでは言いたいことが100%言えないと思い、実際、モノを作っている人の視点から左官職人の久住有生さんの展示も連続で見てもらえる構成にしました。」

【伝統という未来展 Part1:橋本夕紀夫 ー 空気の茶室】 
日時:10月4日~10月16日

【伝統という未来展 Part2: 久住有生 ー 心を土に託して 】
日時:10月21日~10月29日 

会場:オリエ アート・ギャラリー 
詳細:www.orie.co.jp

========== japan-architects.com ===========
日本の建築家・インテリアデザイナー・ランドスケープアーキテクトと世界をリンク
ジャパンアーキテクツメンバーのプロフィール >>japan-architects.com

建築・デザインのイベント情報 >>What's happening

建築・デザインのお仕事 >>求人求職情報
ジャパンアーキテクツへのお問い合せ >>事務局へメール
>>Twitter   >>Facebook