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21 7月, 2011

納谷建築設計の「岡本の住宅」

納谷建築設計事務所による「岡本の住宅」のオープンハウスに行ってきました。

敷地面積132m2、建築面積50m2、木造2階建て。

ファサードは焼いた杉の上にさらに塗装したもの。給湯器やガスメーターまで同色に塗って、建物の塊感を損ねないように。

玄関から。1階には3帖、4帖、6帖の和室が3室。

玄関から右の和室。ここは子供室ですが「子供も畳で生活して欲しい」との施主の希望だったそうです。

子供室の隣に6帖の個室。そして障子の外は縁側と低い軒。

外から見るとこのような縁側。軒の高さは1.4mで、座ったり寝ころんだり専用。奥でかがむのは担当の滝沢さん。

玄関に戻り2階へ。あみだくじのような書棚が見えます。

書棚は階段室の3面を囲いながら上まで。さらに上にはトップライト。ここは単なる図書スペースではなく、読書も出来るように光は優しく放射状に注がれる工夫に。

2階LDK。一文字の開口から世田谷の景色が一望。

壁や天井のシナには薄く白を塗装。


窓際は低くした1階の軒の上に当たるので、2階でありながら床下収納が可能。

その収納スペースは、ほぼ建物の幅一杯に。


ドアは180度開閉にするためこんな凹みが。

バスルームは2階にありながら浴槽が埋め込み式に。そうです、ここも軒の上のスペースを利用しています。

「小さく区切り、低く抑えた1階。象徴的な階段室を通り、天井も高く開放的な2階へ。この高台の敷地を選ばれた施主にここならではの変化のあるプランを提案できました。」と納谷さんと、滝沢さん。

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