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15 4月, 2010

竹原義二展「素の建築」

4月14日よりギャラリー間で開催される、竹原義二さんの個展「素の建築」のプレスカンファレンスに行ってきました。

"日本建築の中にある「素」のままの構造美、素材美を現代職人の手仕事で実現すること"。この展覧会ではこのような竹原さんの建築に対する姿勢を「素(そ)の建築」と題し紹介。

1階ギャラリーは紀州の杉や檜で組まれた架構空間。


自邸「101番目の家」の模型もあります。



壁全面を覆う手描きの図面。

竹原さんの無有建築工房では、図面は基本的に手描きとのことです (想いをこめたり、鉛筆の温もりを感じてほしいので)。

架構空間は外にも。全体で400本、29立米(住宅2軒分)もの木材を使い実体験の出来る空間が出現。



2階ギャラリー。壁は北海道で捨てられる運命にあった単板を利用し、森の中にいるようなイメージにしたそうです。

これまでの作品が総覧できる150個の1/100模型と、壁面には絹巻豊さんの写真。

「作品は自分の子供のようです。1、2、、、と番号をうって宝物のように思っています」と竹原さん。001番から150番までのイラストが模型をぐるりと取り囲んでいます。

街のジオラマのようです。

竹原義二さん。「素(そ)の建築は現代のなかで消えているもの。"ホンマもん"の建築のことです。建築はホームランを打つのではなく、一つひとつの作品を丁寧に作るものだと思います。今回"ホンマもん"の展覧会ができていたら嬉しいです。」

当日、来場者には竹原さんよりオリジナルポストカードがプレゼントされました。

合わせて発刊された「竹原義二の住宅建築」(TOTO出版)

竹原義二展「素の建築」
2010年4月14〜6月19日
ギャラリー・間

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